塾長より 体験授業理念

多くの学習塾では、入塾時にテストを実施し、一定の学力基準を満たした生徒のみを受け入れます。
しかし、当塾では入塾テストを行わず、代わりに「面談」を実施しています。その理由は、学力よりもお子さんの「気持ち」を大切にしたいからです。

どれほど優れた指導を受けても、お子さん自身に「やってみたい」という気持ちがなければ、成績は伸びにくいものです。「塾に通っているのに成果が出ない」というケースの多くは、この意欲のミスマッチが原因だと考えています。

そのため当塾では、お子さんが「ここで学びたい」と思ったときのみ、体験授業を受け付けています。入塾の判断も、お子さん自身の「意志」を尊重します。

ここでいう「意志」とは、いわゆる「やる気」とは少し違います。

ちょっと歯医者さんに失礼かとは思いますが……

例えば、歯医者に行くことを心待ちにしている人は少ないでしょう。「明日の歯医者が楽しみで仕方ない!」という話は、あまり聞いたことがありません。多くの人が、「歯が痛くてどうしようもない」となって初めて、やむを得ず歯医者に行くのではないでしょうか。

勉強も同じです。「やる気があるかどうか」はそれほど重要ではありません。
それよりも、「このままではまずい」と危機感を持っているかどうかが大切です。自身が困っていることを自覚し、それを何とかしたいと思っている状態こそが、学習効果を高める土台になります。

この状態であれば、合格へつながるさまざまな提案やアドバイスがスムーズに伝わります。そして、よく話を聞けば、どんなお子さんも程度の差こそあれ、危機感や成長への意欲を持っています。

私は「やる気」という言葉をあまり使いません。なぜなら、勉強において重要なのは「習慣」だからです。

例えば、「ジムで一番重いのはドア」という言葉があります。運動する気がなくても、一度ジムに行ってしまえば、なんとなく体を動かせるものです。勉強も同じで、「とにかく塾に行きさえすれば、自然と取り組める」環境を作ることが大切です。

つまり、勉強に取りかかるための「仕組み」を整えれば、「やる気」がなくても勉強は進められるのです。

面談を通じて、お子さんや保護者の方には「どんな先生が教えてくれるのか?」「塾の考え方は自分に合っているか?」を確認していただけます。これは大きなメリットです。

また、私自身もお子さんの性格や学習の悩みを知ることで、より適切なサポートを提供できるようになります。
特に、お子さんの最初の「挨拶」や面談中の「姿勢」などからは、その子の個性や、学校での様子が見えてきます。

意志あるお子さんであれば、現在の成績に関係なく受け入れます。
逆に、保護者様の意向のみで、お子さん自身に前向きな気持ちがない場合は、お断りすることもあります。

ただし、お子様からのアピール等は必要ありません。

「やってみる?」と尋ねますので、返事を頂ければそれで大丈夫です。

指導内容や授業は、テンポよくリズミカルに進めることを意識しています。

ですから、退屈で辛すぎ…ということを極力排除していますので安心してください。

「ここなら頑張れそう」

そう感じられる環境で学ぶことこそが、成長の鍵です。

当塾は、そういったお子さんにとって最適な学びの場を提供します。

まずは面談でお話ししましょう。お会いできるのを楽しみにしています!